文人坪内逍遙の偉業をたたえ、遺徳をしのぶ「逍遙忌記念祭」が命日の28日午後1時から起雲閣音楽サロンで開かれる。市と熱海稲門会、早稲田大坪内博士記念演劇博物館の主催。式典で斉藤栄市長らが「お慕いのことば」を述べ、逍遙作詞の「としのはじめ」「開いた開いた」「熱海市歌」などを斉唱する。
記念講演は「坪内逍遙と沢田正二郎−新しい国劇をめざして」と題し、同博物館の児玉竜一副館長が行う。逍遙は1明治45年に熱海に住まいを移し、「熱海町歌」(現在の市歌)を作詞した。大正9年から水口町の住居「双柿舎(そうししゃ)」で過ごし、昭和10年に77歳で没した。双柿舎は記念祭当日、無料開放される。問い合わせは市生涯学習課文化交流室〈電0557(86)6234〉へ。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。