【編集室】現職議員「最後の定例会」、起雲閣「市直営」決定

熱海市議会は13日、2月定例会最終本会議を開き、平成27年度一般会計予算案を修正可決した。採決に当たり、米山秀夫議員から修正動議が出された。一般会計予算の中で起雲閣の管理委託料の内、年度途中で運営資金が不足した場合に備え、791万円2000円を予備費に組み込んだ当局案に対し、「当初予算は一切の収入・支出をを全て歳入・歳出に編入するのが大原則。それを破ることになる」と指摘、803万9000円とある業務委託費に予備費の791万2000円を加え、業務委託料を1595万円1000円にすべきだ、と一部修正を求めた。
採決では修正案を賛成9、反対5の賛成多数で可決。
◇採決(議長=高橋幸雄)
賛成議員(9)=川口健、藤曲敬宏、佐藤元昭、杉山利勝、村山憲三、金子芳正、米山秀夫、稲村千尋、梅原一美
反対議員(5)=小森高正、鎌田武俊、山田治雄、金森和道、越村修
一般会計予算案は総額で変わらないことから、梅原一美議員を除き、13議員の賛成で可決した。

これで起雲閣の4月以降の「市直営」が確定。市は今月中に現在の指定管理者「特定非営利活動法人オアシス21」と業務委託の交渉することになる。中島美江理事長は「起雲閣をしっかり守っていくことが最重点。お客様に迷惑をかけないことを念頭に(業務委託を受けるかどうか)判断したい」と、受諾する方針だが、市は直営に伴い、職員2名を派遣(年俸総額約1500万円)する。一方、実質管理するアオシス21側の人件費は12名で総額約2000万円。著しい給与格差や館長問題を巡って、まだなお課題を残す。
(主幹・松本洋二)

現職議員の任期中で最後の定例会「2月議会」はこの日で閉会。勇退、県議選挑戦、そして4月26日投開票の市議会選挙へ向けて、それぞれの道を歩み始めた。

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