総務省が公表した平成26年の人口移動報告によると、静岡県は転出者が転入者を7240人上回った。8942人の北海道に次ぐ全国ワースト2位。転出超過は前年より348人増え、人口流出に拍車が掛かったという。
市町別では、沼津市が1089人(全国7位)。静岡市も962人(同13位)。熱海市はどんなものかと調べてみると、興味深い数字が表れた。昨年1年間の転出者は1918人で転入者は1896人。転出超過はわずか「22人」だった。1年間で人口が550人減少していることを思えば、人口減に占める割合は「4%」に過ぎない。
熱海市の人口減少は「少子高齢化」に行きつく。昨年1年間の出生者が152人なのに対し、死去者は680人。子供は2・4日に1人しか生まれないのに死者は1日につき1・86人の計算。「ヤンママ、ヤンパパ」に絞った雇用促進との移住推進こそ急務。高齢化率(65歳以上)43%からは産声は聞かれない。
(編集主幹・松本洋二)
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