姫の沢公園で日本三大桜の一つ「三春滝桜」の枝から接ぎ木した4本の紅しだれ桜が見頃を迎え、来訪者の目を楽しませている。平成元年に熱海市観光協会と姉妹提携している磐梯熱海温泉観光協会から梅の苗木との交換で熱海市にプレゼントされたベニシダレザクラで、市が滝桜から接ぎ木した苗木(当時約1・5m)を同公園中腹の青少年広場に植樹して育ててきた。本家「三春滝桜」は毎年4月中・下旬に見ごろを迎えるが、温暖な熱海は2週間ほど先に咲く。広場はアスレチックコース上に位置し、晴れた日は昼食を楽しむ家族らでにぎわう。
◇三春滝桜(みはるたきざくら)
福島県三春町の樹齢推定1000年超の紅しだれ桜。日本三大桜の一つに数えられ、大正11年に国の天然記念物。四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことからこの名が付けられた。
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