春の熱海を彩る伝統の「熱海をどり」(熱海芸妓置屋連合組合主催)が29日、閉幕した。28日から熱海芸妓見番歌舞練場で開催され、総勢約40人の芸妓衆らがあでやかな舞と優雅な演奏で観光客や市民を魅了した。
26回目の今年は、美華さんとほたるさん(京馬さんと三保さん)2人の芸妓が優雅に舞う長唄「伊勢参宮(まいり)」で幕開け。常磐津、端唄、小唄、民謡などを融合させた9部構成のにぎやかな演目「福来(ふき)寄せ玉手箱」が続いた。
玉手箱は、桃太郎の鬼退治といったおとぎ話をはじめ、ソーラン節、佐渡おけさ、・琉球節も取り入れ、趣向を凝らした内容。
小夏さん、静さん、笑千代さん、琴千代さんらの20代芸妓を登用し、計4回あった舞台はいずれも満員。およそ1100人が鑑賞した。
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