熱海中学校の教職員の離任式が３０日あり、退職、転任する教職員ら９人が式に臨んだ。熱海中は生徒数の減少などから、熱海中と小嵐中が統合され、元の熱海中の敷地に新たな鉄筋５階建ての新校舎を建設。昨年４月に開校式を行った。

初めての離任式では、生徒たちが熱海市の住む元レベッカのボーカルＮＯＫＫＯさんが作曲した新しい校歌「光る海」を全員で歌い、感謝の気持ちを伝えた。同中ＰＴＡ（川﨑秀和会長）は３８年の教員生活の集大成となる統合を成し遂げた初代・北川幹夫校長に感謝し、サプライズで感謝状と花束を贈呈した。

教職員一人一人が別れの言葉を述べ、定年退職する北川校長は「新しい学校を作るということで、先生方、ＰＴＡのみなさん、生徒たち、みなさんが頑張ってくれた。感謝します」と教員生活３８年の教員生活を振り返り、卒業生と在校生に「みなさんもあらゆることにチャレンジして下さい」の言葉を贈った。
体育館に２列に並んで花道を作った生徒たちは、花や手紙を渡したり、握手をしたりして恩師を見送った。

◇退職・離任の教職員　▽校長＝北川幹夫▽教員＝相川敦、杉山剛史、鈴木恵里子、石原茂、坂内広明▽栄養士＝太田有紀▽事務＝根本茂代、原美都里