【社寺】丹那神社で例祭、熱海の繁栄築いた工事犠牲者67柱を慰霊

丹那神社奉賛会(田島秀雄会長)は5日、熱海市福道町の同神社で平成27年度の例祭を開き、東海道線丹那トンネルの工事で犠牲になった67人の霊を慰めた。
例祭では来宮神社の雨宮盛克宮司が神事を執り行い、祝詞奏上などに続き、田島会長、斉藤栄市長、橋本一実県議、高橋幸雄市議会議長、市議、森延彦函南町長、及川博行熱海署長らが玉串を捧げた。同会名誉会長の仁杉巌元国鉄総裁に代わって熱海に別荘を持つ久間章生元防衛長官が参列した。

◇丹那神社 大正10年4月1日に丹那トンネル東口工事現場で起きた最初の大崩落事故で犠牲になった16人を含め67柱の鎮魂のために建立。当初、国鉄関係者によって例祭が執り行われていたが、民営化の影響で中断。21年前から地域住民で作る奉賛会で挙行されている。

◇斎藤栄市長の話 文人墨客に愛された熱海の発展の陰に、16年の歳月、開通工事での67人の尊い命、先人の努力があったことを永久に忘れてはならない。
◇久間章生元防衛長官の話 丹那神社が素晴らしいのは、67柱の中には韓国や中国の方々もおり、一緒に鎮魂していることだ。それで以前はそれぞれの大使館の方も参列された。いまは様々な事情で途絶えているが、以前のような友好関係を取り戻したい。

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