【編集室】日本初の人工海水浴場、伝説の網代温泉海水浴場が海開き

熱海市下多賀の「海辺の湯の宿平鶴」近くにあり、遠浅でアットホーム感が漂う網代温泉海水浴場(大縄)で11日、海開きがあった。消波ブロックに囲まれた同海水浴場は、昭和44年5月に日本初の人工海水浴場として完成した。市議で網代温泉観光協会会長の川口健氏によれば、当時の網代温泉は旅館数が網代駅を中心に40軒あり、寮保養所も99軒。芸妓衆も150人ほどおり、特急あまぎは東京を発つと次に停車するのは網代駅。それほど隆盛を極めていたという。
海に面した緑地には、明治における近代的軍隊の創始者山県有朋の歌碑「飛魚のおともかすみて綱引するあじろの浦の春の夕凪」がある。
泳いでいる魚が透けて見えるほど澄んだ海が特徴で昨年も約4000人のリピーターが訪れた。
熱海サンビーチとも長浜海岸とも一味違う、元気だった昭和の潮風が漂い、旅情をそそられる。

砂浜魚道路

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る