熱海の人気回復でホテル・旅館を中心に人手不足が続いていることから、熱海市は13日、市役所で静岡労働局と「熱海市雇用対策協定」を締結した。人材確保の推進や雇用情報の改善が目的で県内では浜松市に次いで2番目。昨年、市はハローワーク三島に協力を依頼し、市内の宿泊施設の求人情報を全国101カ所のハローワークに毎月送る対策を実施してきたが、より連携を図るため、全国ネットワークを持つ厚生労働省と連携して雇用対策に取り組む。
静岡労働局は、労働条件の確保・改善を通じて雇用を推進する「労務管理講習会」(21日)や市内の幅広い業種の企業が参加する「熱海でお仕事就職面接会」(11月12日)を市内で共催し、雇用の促進を支援する。
締結式では静岡労働局の野村栄一局長と斉藤栄市長が協定書に署名、捺印して協定を交わした。
◆斉藤栄市長 今年は宿泊客数が過去10年で最多の300万人突破が確実視されている。静岡労働局と連携することで若年層の雇用を促進し、人口減少の対策にもつなげたい。
◆熱海でお仕事就職面接会 就労地が熱海市内の事業所を対象に、年末年始の繁忙期に対応するため、11月12日に熱海後楽園ホテルタワー館2階会議室で開催。企業(16事業所)ごとのブースで就職希望者との面談、面接、選考を実施。参加企業は募集中。
問い合わせ 参加企業(市観光建設部産業振興室 0557-86-6203)、求職(ハローワーク三島 055-980-1302)
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