熱海市立図書館創立100周年記念「海上保安業務と灯台の歴史展」(下田海上保安部主催)が同図書館5階会議室で開かれている。1904(明治37)年に発行された日本最初の灯台写真集「燈台要覧」にある35基を、現在の写真とともに紹介している。これまで一部の写真を断片的に紹介することはあったが、写真と説明文で全ての灯台を一緒に紹介するのは、112年目にして今回が日本で初めて。
また、140年以上前に建設された神子元(みこもと)島灯台(下田市)と石廊埼灯台(南伊豆町)は、建設中の絵図など貴重な資料も並べている。
30日のオープニングセレモニーで同保安部の福井孝之部長は、初島の灯台に昨年2万8500人が訪れたことを紹介、「海上保安庁は海の安全を守るのが役目。今年は3万人を目指していくので協力を」と呼び掛けた。 警察や消防との合同海難救助訓練など、同保安部が市内で取り組む活動も写真などで紹介している。5日まで。
◆初島灯台 1559年に設置され、2007年3月に日本で15番目の参観灯台(大人200円)に。外側に螺旋(らせん)階段が付いた灯台は日本で唯一。晴れた日は伊豆大島や三宅島・利島・新島・神津島など伊豆七島の5島、伊豆半島、相模湾、房総半島、富士山まで見渡せる。
問い合わせは熱海市立図書館 ☎0557-86-6591
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