【市政】熱海市10大ニュース トップは14年ぶり、宿泊客数300万人突破

熱海市は年末恒例の「今年の10大ニュース」を発表―。斉藤栄市長をはじめ、市の幹部職員と広報担当者が選考したたもので、トップは2015年度の宿泊数が14年ぶりに300万人を突破を選出した。2位が新熱海駅ビル「ラスカ」開業、3位は熱海市・別府市友好50周年特別訪問ツアー開催開催、365日「交通死亡事故ゼロ」達成、市町対抗駅伝で歴代最高タイム更新と続いた。

【1位】宿泊客数が300万人突破
2015年(1月~12月)の市内の宿泊数が300万人を突破したのに続き、2015年度(前年4月~3月)でも14年ぶりに300万人を突破した。入湯税ベースで前年比11万6724人増の308万4025人(前年比3・9%増)。300万人を超えたのは日韓W杯が開催された01年度(301万5千人)以来14年ぶり。
09年リーマンショック、11年の東日本大震災で11年には246万人まで落ち込んだが、その後右肩上がりに回復。北陸新幹線の開業や圏央道(神奈川県区間)が開通で、多くの伊豆の温泉観光市町が宿泊客を減らす中、熱海市は2015年(1月~12月)の宿泊者数でも307万6千人(前年比5・2%増)を記録した。

【2位】「熱海駅」新駅舎・駅ビル全体開業
1925年(大正14年)に開業した熱海駅は、観光地熱海としてまた伊豆半島の玄関口として、約2年をかけて建て替え、全面リニューアルした。11月25日、新熱海駅ビル「ラスカ」が開業し、これに合わせて駅改札前の屋根には大型ステンドグラス「花の郷(さと)」が寄贈され、熱海のランドマークとして新しく生まれ変わった。

【3位】熱海市・別府市友好50周年特別訪問ツアー開催
熱海市と大分県別府市との姉妹都市締結50周年を記念するとともに、熊本地震で観光産業に影響を受けた別府市を応援するため、斉藤栄市長を団長に11月6日かあ8日までの2泊3日で市民61人が別府市を訪れた。お互い切磋琢磨し、さらなあ発展を目指すことを確認。新年の梅まつり期間中に、別府市から長野恭紘市長を団長に返礼の特別訪問団が来熱する。50年前の1966年(昭和41年)当時、日本で一番お客様が来た温泉地は熱海で2番目が別府温泉。東西の雄だった。

【4位】365日「交通死亡事故ゼロ」達成
11月26日、熱海市内での「交通死亡事故ゼロ」が連続日数が365日を達成した。観光都市の熱海市は市民だけでなく、観光客のドライバーによる事故もあうなかでの達成だけに価値がある。静岡県内の全27警察署で今年死亡事故が発生していないのは、熱海署だけ(12月23日現在)。「ランニングポリス」など熱海署独自の啓発活動の成果で、1日でも長く「交通死亡事故ゼロ」が継続するよう、市全体での交通安全への意識が高まっている。

【5位】しずおか市町対抗駅伝で歴代最高タイム更新
12月3日、しずおか市町対抗駅伝(11区間)が静岡市内で開催され、静岡県内の35市町39チームが参加。熱海市は2時間24分49秒でタスキをつなぎ、2年連続でチームタイムを更新した。市の部で22位も2区を走った坂本悠真君(第一小6年)と7区を任された鈴木芽吹君(泉中3年)が区間賞を獲得した。鈴木君は、全国都道府県対抗駅伝(1月22日・広島)の静岡県代表に選出された。

【6位】熱海高校が「高校生ホテル」開業(11月)
創立75周年を迎えた静岡県立熱海高校は、11月8、9日の両日、下多賀の「味と湯の宿ニューとみよし」で3年生20人が日本初となる「高校生ホテル」を開業した。フロント、客室、調理補助、レストランの4班に分かれて接客サービス。同校では、これまで熱海、伊東両市のホテル、旅館でインターンシップ(就業体験)を実施してきたが、従業員らの手を借りず、旅館業務の全般を担うのは初めて。

【7位】療育教室「IPPOあじろ園」開園(2月)
療育施設「IPPOあじろ園」が2月22日、市立網代幼稚園内に開園した。発達の遅れやその心配がある幼児を対象に、発達や集団性・社会性などを伸ばすための教室で、熱海市内に設置されるのは初めて。法律に基づく施設とはせず、市単独で運営することで柔軟な対応が可能となり、利用者にとって使いやすい施設となった。
【8位】渚デッキに「サンレモカフェ」オープン(7月)
渚親水公園の渚デッキに豪華なヨットやクルーザーが見渡せる「サンレモカフェ」が7月21日、オープンした。マリーナを管理・運営するスパ・マリーナ熱海がにぎわいづくりと港湾の監視強化兼ねて建設。カフェとコインロッカー、シャワー室を備えた休憩スペースもあり、Wi-Fiも設置。カフェでは軽食を提供し、ドリンクやフードを片手に目の前に広がるマリーナと熱海湾が堪能できる。

【9位】「ジャカランダフェスティバル」初開催(6月)
お宮緑地のジャカランダ遊歩で、6月11日から26日まで「ATAMIジャカランダ・フェスティバル」が初開催された。市は熱海梅園の「早咲きの梅」、糸川遊歩道の「あたみ桜」に続く3番目の「市の花木」として「ジャカランダ」に着目。2014年6月、都市部では国内最大級のジャカランダ遊歩道を造り上げた。2年がたち、可憐な花を咲かせたことから同フェスティバルを新設した。

【10位】サンレモ市との姉妹都市提携40周年コンサート開催(11月)
熱海市は1976年11月10日に欧州有数のリゾート地であるサンレモ市(イタリア)と姉妹都市提携を締結。ことし、40周年を迎えたのを記念し、11月27日に熱海国際交流協会主催のコンサート「イタリアの調べ」を開催した。

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