県立熱海高校の通学路を兼ねて新たな観光名所にしようと熱海市が15年かけて整備した「さくらの名所散策路」でヒマラヤザクラが次々に開花している。
多賀湾を背景に可憐な淡いピンクの花を咲かせ、南熱海の観光関係者を喜ばせている。冬に花を付けるこの早咲きの桜は1968年に原産地ネパールのビレンドラ元国王(当時は皇太子)から桜の種を贈られ、市が丹精込めて日本一早咲きの桜に育てた。
撮影した11月21日の熱海は最高気温14・2度、最低気温が11・9度。網代の月見ヶ丘公園では見頃を迎え、渚親水公園や長浜海浜公園でも開花が進んでいる。原木のある熱海高校前の傾斜地、多賀中学校体育館脇はまだつぼみ。全体的には例年並みで南熱海地域では桜と紅葉が交錯、ともに楽しめる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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