市民ホール建設へ、決起集会! 熱海フォーラム事業が第2ラウンド

熱海市が2020年以降に市内上宿町の熱海岡本ホテル跡地に整備するとしている市民ホールと図書館からなる「熱海フォーラム事業」(仮称)について、市内で活動する4団体の代表者が発起人(滝野慶子、谷口成伸、青田克巳、藤間惠見子)となって「仮称・ホール建設の会」を立ち上げ、早期実現を強く訴えた。

12月4日に起雲閣で開かれた発足会には、市民約50人が参加。齋藤栄市長の「安全安心のまちづくりが一段落する2020年以降に着工する」という曖昧な工程表に対し、「そんな悠長なことを言っている余裕はない」と反発する声が相次いだ。
発起人の一人でホテル旅館の女将(おかみ)でつくる「おかみの会」会長の藤間さんは、新規ホテルの営業開始や増築で来年春には、熱海市内のホテル旅館の客室が500ルーム増えることを紹介し、次ように早急な市民ホール建設の必要性を訴えた。

「活況が続き、金土日は個人のお客様などで客室は埋まるが、大切なのは月曜から木曜の平日。熱海は歴史的に企業や団体の全国大会やブロック大会の需要はある。それが会議する会場がなく、受けられないのが現状。観光会館を取り壊して8年が経つ。会議ばかりでなく音響が整ったホールができれば、素晴らしいアーティストも呼べる。熱海国際映画祭もここで開けば、手形や足形が新たな観光資産になる。NHKののど自慢大会も750人収容以上の会場が条件。国際観光都市熱海にふさわしい市民も活用できる多目的ホールを一日も早く整備する必要がある」

熱海フォーラム整備事業の基本計画案作りにも携わった谷口氏は、着工時期について「市長は2020年東京オリンピック・パラリンピック以降に整備すると言っているが、それがいつなのか皆目分からない。2025年も2020年以降。今から予算をつけて2020年下期には着工していただきたい」と強く要望。

首都圏からの移住促進にも取り組む青田氏は「熱海市の人口は約3万7000人。しかし、その中の1万人は首都圏などからの移住者で、税金の滞納もない方々。その1万人を2万人に増やすためにも、ジャズの演奏会などが楽しめる市民文化ホールは必要。せっかく熱海に移住してきても、約2割の方が物足りなさを感じて再び戻ってしまうのが実情」と訴えた。

フラダンス連盟の出席者からは「毎年、音響設備の整った発表会場がなく困っている。南熱海マリンホールで行っているが、あそこは本質的に体育館。音響の評判も交通の便も悪く、お客さんが来てくれない」という切実な声や「市は400人規模を想定しているようだが、市民の多くは800人〜1000人を望んでいる」といった要望が相次いだ。
一方で「人口はこれから増えることはない。30年、40年先を見据えて、どの程度のものが必要なのか考える必要がある。市長が2年先としているのも、それを踏まえてのものだと思う」という是認論もあった。

進行役を務めた熱海女性協議会会長の滝野さんは「昭和24年に建設された旧観光会館は老朽化で解体されが、私自身、学芸発表会、成人式など様々な思い出がある。熱海市民にとって観光会館・文化ホールはなくてはならない存在。きょうは皆さんと意見交換する中でホール建設が市民の願いということが分かった。次回の会合では実現へ向けてどう進めていくかを協議したい」と締めくくった。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

■藤曲敬宏県議(来賓) 今のままではオリンピックの後というだけでいつ市民ホールができるか分からない。その意味で今日の決起集会の持つ意味は大きい。新たなノロシを上げることで行政にも市民にも本当に市民ホールが必要なんだと訴えるいい機会になった。

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