バラのような酔心梅など18種が開花、58種中3分の1/熱海梅園

寒気の影響で東京都心でマイナス1・2度を記録するなど全国的に今年一番の寒さとなった1月10日。熱海市も冷え込んだが、それでも最低気温は3・3度(午前5時33分)と一月下旬並みの寒さ。一方、最高気温は13・2度(午後1時49分)まで上がり3月中旬の暖かさとなった。この寒暖の差で熱海梅園では新たな梅の開花ラッシュに拍車がかかっている。
この日、園内を散策すると、白とピンクが混じリ合うバラのような酔心梅と白梅枝垂系の満月枝垂が新たに開花しているのを観測した。熱海ネット新聞は、8日の時点で「15種が開花」と報じたが、写真を再チェックしたところ、鬼桂花(きけいか)が開花していることを確認。この梅を含め、これで全59品種中、「18種」が開花していることになる。
園内には472本の梅の木が植えられ、早咲き→中咲き→遅咲きと次々に咲き始めるのに加え、似た品種も多く、立て続けに咲き始めるとチェックが難しい。
全59種の撮影へトライ中だが、現在ちょうど3分の1。これからも開花した梅を随時掲載する。

梅ではないが、ロウ細工のように黄色いロウバイが咲き誇り、「梅まつり」に彩りを添えている。近くに行くとほのかな甘い香りが楽しめ、こちらも来園者に人気が高い。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

■開花している梅(1月10日現在)
酔心梅、満月枝垂、鬼桂花、大盃、長束、鹿児島紅、新冬至梅、八重野梅、増井緋梅、紅冬至、未開紅、甲州野梅、一重野梅、玉牡丹、緋の司、十郎、冬至梅、八重寒紅
■開花状況(1月10日現在)
早咲き、中手、遅咲きの計472本中240本が開花。全体の開花度は1・18。早咲き種は5分咲き13本、3分咲き35本、2分咲き48本で開花度1・98。中手も26本が開花、2部咲き4本。
◾️気温 網代観測所(熱海市)





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