熱海市の糸川遊歩道で1月12日、第9回「あたみ桜・糸川桜まつり」(熱海市観光協会主催)が開幕した。糸川の沿道に植えられた58本のあたみ桜の37本が開花し、可憐なピンクの花が観光客や市民をもてなした。今年は例年より1週間前倒して開催したことから、まだ1分咲きだが、間もなく見頃を迎える。
初日は午後1時からドラゴン橋でオープニングセレモニーを行い、中島幹雄熱海市観光協会会長、齊藤栄市長、川口健市議会議長、藤曲敬宏県議が祝辞を述べた。
■中島幹雄熱海市観光協会会長
昨年のオープニングセレモニーで桜が満開だったことから、ことしは1週間前倒ししてオープニングさせていただいた。先週開幕した熱海梅園の梅まつリ、糸川のあたみ桜まつりが定着し、来宮神社との動線ができた。夜桜のライトアップも始めた。ぜひ日本一早い熱海の桜を観に来ていただきたい。
■齋藤栄市長
今熱海は多くのお客様にご来遊いただいているが、そのきっかけとなったのは、梅と桜の再生。ご貢献いただいたのが、大塚商会の大塚実名誉会長と日本花の会主幹研究員で樹木医の和田博幸さんです。12年前、熱海市が観光的にも財政的に大変厳しい状況にあった時に大塚さんに多大なご寄付をいただき、和田さんのご尽力で日本一の早咲きの梅と桜を整備することができた。心から感謝している。
舞台では、オープニングを記念して熱海芸妓の美保さん、小夏さん、静さん、琴千代さんがあたみ桜を背景に「越後獅子」「さくらさくら」「熱海とろりこ」「梅まつりの唄」「元禄花見踊り」「三下がり甚句」の6演目を披露した。続いて地元の人気おやじバンド・糸川ベンチャーズが「パイプライン」などのベンチャーズナンバーを響かせた。
新柳橋ではミス熱海桜娘・山崎早也香さんによる桜茶の無料サービス、渚橋には花見を楽しめるように露店ができ、日本最速のお花見宴会でにぎわった。春の代名詞ともいうべき「桜」が今撮れるのは熱海だけ。多くの人たちがスマホを構え、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サーービス)で全国に発信していた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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