複合型リゾート施設「熱海ベイリゾート後楽園」 3月28日開業記者発表会


東京ドーム傘下で熱海後楽園ホテルなどを運営する東京ドーム・リゾートオペレーションズ(熱海市和田浜南町)は2月18日、東京・文京区の東京ドームホテルで記者発表会を開き、3月28日に新規開業する複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」の概要を説明した。
長岡勤東京ドーム代表取締役社長は「団体旅行が減少する一方で、女子旅など自由に旅行を楽しみたい個人旅行者が増えている。都心から最も近いリゾート地の特性を生かして宿泊主体型の営業から転換を図る」とプロジェクトの狙いを説明し、「宿泊の印象が強い熱海に、今までなかった日帰りでも楽しめる新しい街を誕生させることで観光地熱海のさらなる活性化につなげたい」と話した。初年度目標を宿泊で13万人、海辺の別荘ライフをテーマに新設した熱海最大級の日帰り温泉施設で25万人、売り上げ45億円を見込んでいる。総事業費は110億円。

熱海ベイリゾート後楽園は、宿泊施設「熱海後楽園ホテル」、日帰り温泉施設「オーシャンスパFuua(フーア)」、フードマーケット「IZU−ICHI」で構成。Fuuaは、全長25メートルの日本最大級の露天立ち湯をはじめ、グループやカップルで館内着を着たまま体験できる岩盤浴やロウリュ(フィンランド式サウナ)、休憩エリア、エステサロンなどを備える。
また伊豆の食材を楽しめるレストラン「HARBOR’S W(ハーバーズダブル)」(計256席)では、ホテルシェフによるグリル料理や焼きたてピザやクラフトビールなど、リゾート感あふれる料理を提供。「ラ・伊豆・マルシェ」では伊豆の野菜、フルーツ、海の幸、山の幸、人気スイーツなど1000種以上を販売する。
(熱海ネット新聞・松本洋二)


【熱海後楽園ホテルの歴史】
1960年8月1日 熱海後楽園ホテル開業
1996年8月21日 タワー館開業
2016年8月31日 みさき館・ホール棟・ゆうえんち営業終了(タワー館単独営業)
2019年3月28日 ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)開業

◼︎長岡勤東京ドーム代表取締役社長の概要説明要旨
・熱海市で50年以上営業を続けてきた弊社グループ施設「熱海後楽園ホテル」をリニューアルし、「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」として3月28日に営業を開始する。
・リニューアル以前の熱海後楽園ホテルは、タワー館とみさき館の2つの宿泊棟を持ち、主に団体・ファミリーのお客様を中心ターゲットとして宿泊主体型の営業をしてきた。
・熱海市の発展とともに、業績は順調に推移してきたが、一方で築50年のみさき館には耐震改修の努力義務が課され、その対応策を検討することが、今回のプロジェクトのきっかけとなった。
・しかし、それ以上に団体旅行の減少、女子旅、インバウンドに代表される自由に旅行を楽しみたい、個人旅行客の増加など、旅行スタイルの変化にも対応が課題として上がり、この立地を最大限に活用するために単にみさき館に代わる宿泊施設の整備にとどまらず、日帰りでも楽しめる複合の施設を新たに造ることを事業の目的とした。

・熱海ベイリゾート後楽園は、宿泊施設「熱海後楽園ホテル」に加え、東京ドームシティ内で展開する温浴施設「Spa La Qua(スパラクーア)」のノウハウを存分に生かし、熱海最大級の日帰り温泉施設をはじめ、熱海、伊豆食材を楽しめるレストランやマーケットなどを展開する複合型リゾート。
・総事業費は約110億円で、弊社としては近年最大の投資額となる。施設全体での年間の売り上げ目標は宿泊で13万人、日帰り施設利用で25万人を見込んでいる。
・熱海の魅力は何といっても、新鮮な食材、そして温泉。ここ数年はメディアのご協力もあり、新幹線で東京から1時間の身近なリゾートとして再び脚光を浴び、観光客も増加している。また熱海は伊豆半島の玄関口にあたり、行き帰りに立ち寄ることができるなど、日帰り需要も十分期待できる。
・宿泊の印象が強い熱海に、今までにはなかった日帰りでも楽しめる新しい街が誕生することで観光地熱海のさらなる活性化につながることを期待している。熱海観光の新たな名所「熱海ベイリゾート後楽園」にぜひご期待していただきたい。
(熱海ネット新聞)


 

 

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