大型観光企画「静岡ディスティネーションキャンペーン(DC)」の一環で、5月19日(日)に「熱海の森羅万象に捧ぐ 月の道 薪能」(実行委員会主催)が熱海サンビーチで開催される。3月14日、熱海市役所で記者発表会があった。
満月に合わせて開かれ、美しい月を背景に海辺の特設舞台で優雅に能、常磐津、お囃子。4年目を迎えた今回は狂言も組み込まれた。
ハイライトの新作初演「能・水月」は月が上る午後7時5分に合わせて上演され、室生流能楽師・辰巳万満次郎さんがシテを務め、満月が海面を照らす「月の道」を通って船で登場。ゆっくりと舞台に降り立ち、熱海の自然の美しさを讃える舞いを披露する。
静岡DCでは、伊豆東海岸のセールスポイントに「月の道」を掲げ、ポスターなどで売り出している。
当日は午後4時半に開演。熱海笛怜会のお囃子と湘南なぎさ連の阿波おどりで幕を開け、午後5時半に来宮神社の雨宮盛克宮司の舞台お祓いの儀。熱海芸妓が舞を披露する。火入れ式後は花柳あらたさんが常磐津「東都獅子」、シテ善竹十郎さんが狂言「棒縛」。能「水口」「弄月」と続き、辰巳満次郎さんが演じる大トリの能「天鼓」で閉幕する。
(熱海ネット新聞)
■チケット 有料席はA席4000円(イス席200席)、B席3000円(階段160席)。MOA美術館、イープラス、チケットぴあで3月15日から販売。熱海サンビーチ砂浜と遊歩道は無料。雨天の場合はMOA美術館能楽堂で開催し、A席のみ観戦できる。B席は払い戻す。
■プレゼント 熱海市民に A席20席(10席20人)を抽選でプレゼント。希望者は「薪能 市民招待 希望」と明記し、住所、氏名、電話番号を記入して郵便またはファクスで申し込む。〒413ー8511 熱海市桃山町26ー2 MOA美術館内「薪能事務局」へ。FAX0557ー84ー2570。応募締め切りは4月20日。
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