参道の837石段、4基の神輿が厳かにお下り/伊豆山神社例大祭


熱海市の伊豆山神社例大祭の本祭が4月15日、同神社で斎行され、呼び物の「神輿(みこし)下り」があった。神幸祭のなかの発輿(はつよ)祭に続いて浜(西殿神輿)、岸谷(東殿神輿)、仲道(本殿神輿)の順で烏帽子、白装束姿の氏子が担ぐ3基の御輿の神幸行列が出発。3基の宮神輿は徳川家光が3代将軍に就任した元和(げんな)9年(1623年)の製作で、396年の歴史を持つ。その後に深い緑色の装束をまとった厄年奉賛会「伊豆山巳午友志童會(みうまゆうしわっぱかい)」神輿が続いた。
今年は6年ぶりに齋藤栄市長が源頼朝、夫人の淳子さんが北条政子に扮してご神幸行列に参加。原嘉孝宮司とともに海岸近くの下宮(しもみや)までの全837段のうち、664の石段を下り、市民や観光客を沸かせた。
境内裏では、鎌倉時代から受け継がれる弓馬術礼法小笠原教場の弓の儀式「三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」が古式にのっとり行われた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)






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