大湯間歇泉、修景工事が完了 江戸時代の名所案内記「熱海温泉図彙」風に

熱海市がさらなる誘客に整備を進めてきた世界三大間欠泉「大湯間歇欠泉」の改修工事が完了した。江戸時代後期の戯作者・山東京山(さんとうきょうざん)が、熱海温泉に入湯した時の見聞をもとにして書き上げた名所案内記「熱海温泉図彙(ずい)」の絵図に基づいて、モディファイ。松の木を植栽し、間欠泉の背後に見えたホテルの窓や外壁を格子状の木製フェンスで覆い、観光名所の価値を一段と高めた。総工費は約1360万円。

敷地内に建つ、「日本初の公衆電話」を復元した六角形の電話ボックスもリニューアルし、インスタ映えするスポットにバージョンアップした。
熱海市では、1885(明治18)年、大湯間歇泉に内務省噏滊館(きゅうきかん)と呼ばれる日本で初めて温泉を使った療養施設がつくられた。新政府要人、政治家、財界人が会談や保養のために熱海入りすることが増え、頻繁に東京への連絡が必要になったことから、1889(明治22)年に日本初の公衆用電話回線が敷かれた。
この白塗り六角形の公衆電話ボックスは、1900年(明治33)に東京・京橋に設置されたものを復元して設置したもので、現在も現役で活躍している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)


修景工事前

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