熱海熱海サンビーチでも6月25日夜、夜光虫が波の刺激で発光し、オーロラのように海が青白く光る光景が見られた。夜暗くなったばかりの時間帯は目立たなかったが、サンビーチのライトアップが終わる午後10時過ぎから夜光虫をはっきり観測できた。
赤潮は海水温の上昇で多数のプランクトンで発生するもので、夜光虫はそのプランクトンの一種。赤潮だからと言って毎回含まれているとは限らず、熱海でこれだけ発光するのは極めて異例。砂浜には「海が幻想的に光っている」という情報を伝え聞いた市民らが、集まってきた。
熱海後楽園ホテルの緑、ホテルニューアカオの赤のイルミネーションと夜光虫の青がコラボ。絶妙のトリコロールを創り出していた。
この光景は鎌倉や茅ヶ崎の湘南エリアをはじめ、南伊豆、愛知、大阪、沖縄などで時おり観測されているが、熱海ではとんと記憶にない。前夜、伊豆東海岸を震源とする地震が続いたことから、この日の大規模な赤潮の発生と夜光虫を関連付けて見る向きもある。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■ヤコウチュウ(夜光虫、Noctiluca scintillans) 海洋性のプランクトンで、大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名(ラテン語で noctis ‘夜’+lucens ‘光る’)が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。(ウィキペディアより)
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