下多賀神社で天王祭 伝統の鹿島踊り奉納 、無病息災祈る

熱海市の下多賀神社で7月13日夕、天王祭が斎行された。本殿での神事では、雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、渡辺幹夫総代長をはじめ、氏子、町内会の人たちが参列。無病息災と氏子町内の繁栄を祈願した。続いて境内で市指定無形文化財の鹿島踊りが奉納され、白装束に身を包んだ下多賀神社鹿島踊り保存会の会員たちが勇壮な踊りを奉納。地元住民らが伝統行事に見入った。

疾病よけの夏祭りとして知られる天王祭は「牛頭天王(ごずてんのう)」を祭神とした厄病神祓いの祭りで、全国各地で「陰暦6月15日」を中心に行われる。京都・八坂神社の祗園祭りもその一つ。869年(貞観11年)、全国に流行した疫病を鎮めるために行われた「祗園御礼会」が始まりと伝えられる。下多賀では、和田木神社でも毎年、この時期に行われる。

(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る