多賀神社例大祭 、盛大に御神幸行列 熱海市の夏祭り締めくくる

熱海市上多賀の多賀神社の例大祭・本祭が7月29日、挙行された。社殿での神事では雨宮盛克来宮神社宮司が祝詞を奏上。倉田晃平総代長をじめ、氏子や町内、農部会代表が参列し、五穀豊穣や家内安全などを祈った。

令和元年度の表彰では、同神社の修繕に多大な浄財を寄進した功績が称えられ、観光関連会社株式会社TTC(本社熱海市上多賀)河越康行代表取締役に神社本庁・池田厚子総裁からの感謝状が伝達され、雨宮宮司が贈呈した。続いて井沢一賴総代長に同宮司から感謝状が贈られた。

御神幸行列は道先案内役の金棒を先頭に鉾(ほこ)や獅子に先導されて神社を出発。黒帽子に白丁に身を包んだ42歳の厄年を迎えた男衆14人が担ぐ御鳳輦(ごほうれん)が各地区を巡行し、宮神輿が威勢よく練り、祭りを盛り上げた。

戸又港近くの135号線沿いのお旅所でも神事に続いて鹿島踊りを奉納。戸又港では呼び物の御鳳輦の浜降りを行い、青塊会が続いた。2つの神輿が交互に数回ずつ海に入り、合同で勇壮な”海の練り”を披露。多くの地元住人らが見守った。

御神幸行列は神社に到着後、還幸祭の神事を行い、鹿島踊りを奉納した。

夜を迎えても祭りは続き、多賀神社本神輿保存会「輝神会」(せいれいかい)の神輿が勇壮な練りを披露。子供たちを乗せた上多賀青年団と若海会の山車が繰り出し、クライマックスを迎えた。7月13日の津島神社天王祭で幕を開けた熱海の夏祭りはこれで終了。威勢のいい掛け声と祭り囃子の音が夜遅くまで続いた。

(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る