伊東市の旧伊東マンダリン岡本ホテル跡地売買をめぐる贈収賄事件で収賄の罪に問われ、一審に続き二審の東京高裁で実刑判決を受けた前伊東市長の佃弘巳被告(72)は上告期限の8月22日までに上告せず、懲役2年、追徴金1300万円の判決が確定した。近く収監される。
これに伴い、伊東市の小野達也市長は23日、同被告に対し3期分の退職金約5400万円全額の返還を求める方針を明らかにした。合わせて跡地の購入の際、所有者の建設・不動産会社と1億9千万円で合意しながら、2億500万円の補正予算を組ませて取得したことから、差額の1500万円についても損害賠償請求をする方針。
確定判決によると、佃被告は市長だった2015年8月下旬~9月上旬、同市の不動産会社が所有するホテル跡地を市が購入した取引に関し、謝礼として同社元社長=執行猶予付き有罪判決が確定=から300万円を、仲介役の男=同=を介して1000万円を、それぞれ受け取った。
(熱海ネット新聞)
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