熱海市、断水地区の一般家庭の飲料水と病院、特養、学校の維持水量を確保 

熱海市の齋藤栄市長10月14日、前日に続いて市役所で記者会見を開き、台風19号の影響で市の24町内約8千世帯で断水の影響が出ていることに対し、「災害時に一般家庭で必要な飲料水量、病院、特養、学校の維持水量(1日あたり230トン)を供給できる見通しが立った」と発表した。
一般家庭では、8000世帯の平均人数を1・7人に設定し、1人につき1日の飲料水量を3リットルとして試算。40トンを供給する。
それとは別に優先的な給水対象として、大量の水が必要な透析患者を治療する「海の見える病院」(112床)に1日あたり50トン、介護保険施設(特別養護老人ホーム姫の沢荘、同熱海伊豆海の郷、介護老人保険施設菜の花)に同90トン。学校(桃山小、第一小、熱海中、緑ガ丘幼稚園、伊豆山小・幼稚園、MOA熱海保育園)に同50トンを用意する。
いずれも台風19号の影響により水道の断水のおそれがある地区にある施設で計190トン。一般家庭分を加えてると230トンとなる。
一方、熱海市が1日に供給できる水量は約240トン。市はこの水を市の6台の給水車と市外からの給水車5台を1日7回〜10回稼働させ、断水に対処する。ただ、一般家庭の生活水および大口使用者(ホテル、旅館、保養所など1128軒)の供給は困難な状況にある。
(熱海ネット新聞)
■10月15日の給水スケジュール…熱海市

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