熱海市の齋藤栄市長は10月15日、静岡県議会の最大会派「自民改革会議」の野崎正蔵政調会長、藤曲敬宏県議ら同会派議員団とともに県庁に川勝平太知事を訪問。台風19号の影響で県企業局が管理する駿豆水道の水道管が函南町で破損し、市内8千世帯で断水していることに対し、早期復旧を要望した。
市長は市内全世帯のおよそ4割、1万6千人が生活に支障をきたし、基幹産業である観光業を中心に多方面に甚大な損害が発生する非常事態になっていることを説明し、「少しでも早い復旧と、断水に関する応急給水支援、断水に伴う諸費用に対する支援」を文書を添えて要望した。
知事は「復旧工事は昼夜行って行く。熱海市は3分の1を県営駿豆水道に頼っており、水がないと生活困ることは理解している。応急措置をするとともに復旧に取り組んでいく」と述べた。
復旧の時期については、県の水道事業を行っている県企業局は14日の県庁での会見で「22日までに工事を完了させ、復旧は23日なる」と、当初の目途より1日遅れる見通しを示したが、知事は「半日でも1時間でも早く復旧できるように努める」と話すにとどめた。
知事訪問には、竹部隆市議会議長、稲村千尋、高橋幸雄、杉山利勝、越村修、赤尾光一、泉明寺みずほ、後藤雄一市議が同行し、県企業局の松下育蔵局長にも早期復旧を要望した。
(熱海ネット新聞)
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