熱海梅園「梅まつり」が開幕 梅の甘い香り、熱海に一足早い春告げる

熱海梅園で1月11日、第76回「梅まつり」が開幕、ひと足早い春を求める観光客でにぎわった。オープニングセレモニーは、恒例の熱海・大島交歓会で始まり、中島幹雄熱海市観光協会会長、齋藤栄市長、伊豆大島(東京都大島町)の橘田竹弘副町長と白井岩仁観光協会会長が壇上に立ち、両市町のシンボルである梅と椿を交換し、交流を深めた。

第31代梅の女王の杉本和香奈(わかな)さん(22)、梅娘の小竹珠利亜(じゅりあ)さん(21)と佐藤未菜(みな)さん(20)、桜娘の伊藤あすかさん(26)と本田りかさん(22)の5人のミス熱海がお披露目され、熱海・大島交歓会で訪れたミス大島の竹中愛佳さん(23)、ミス椿の女王の原川朋華さんとともに来園者をもてなした。

ステージでは、熱海芸妓のほたるさん、こはくさん、蘭さん、琴千代さん、千代華さんが「熱海ぎんざ」「新幹線」「さのさ」「梅まつりの唄」「三下り三下り甚句」の5演目をあでやかに披露した。
地方は唄・小文さん、三味線・旬子さん、鳴物・小いちさん。

初日は中央広場で熱海囃子(ばやし)笛伶会(てきれいかい)の演奏やミス熱海の撮影会、甘酒の無料サービスがあり、園内の香林亭では新春梅見落語会がスタート。林家はな平さんが名人芸を披露した。大島町は椿のキーホルダーなど200人分を梅園入り口で配り、1月26日から始まる「椿まつり」(〜3月22日)をピーアールした。

梅まつり期間中の熱海梅園は、午前8時半~午後4時の入園が有料。一般300円(中学生以下無料)、市民と宿泊客は100円。3月8日まで。
今年は相乗効果を期待して「あたみ糸川桜まつり」(〜2月9日)と同時開幕した。
(熱海ネット新聞)


■開花状況
全体(59品種・全472本)166本開花
(2分咲き20本、3分咲き17本)
・早咲き(全271本)154本開花
・中咲き(全104本)12本開花

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