第23回伊豆文学賞(静岡県、伊豆文学フェスティバル実行委員会主催)が1月14日、発表され、最優秀賞(賞金100万円)に、小説・随筆・紀行文部門に応募した鈴木ヤスノリさん(静岡県函南町の公務員)の小説「ナナカマドの庭」が選ばれた。
267編(小説157、随筆39、紀行文11、メッセージ60)の頂点を射止めた「ナナカマドの庭」は、スポーツ推薦で高校に入学したはずが、けがなどでレギュラーを外され、挫折感を味わうことになった耕介が主人公。アルバイト先の花市場で出会った人たちに背中を押されて新たな一歩を踏み出す姿を富士山をのぞむ駿河湾の風景を混じえて描いた。最終審査会は1月9日、熱海市のホテルニューアカオで行われた。
表彰式は3月8日、沼津市のプラザ・ヴェルデで開かれる。
(熱海ネット新聞)
■ 鈴木ヤスノリさんの話「新年早々の夕暮れ時、家族も待つ席で、大変ありがたい朗報をいただく機会に恵まれ、忘れえぬ一日となりました。長年温めてきた作品世界でした。富士をのぞむ駿河湾 最奥の風景や古き花市場の日々が活字となり、伊豆文学の書棚に仲間入りをさせて 頂くことに限りない喜びを感じています。ありがとうございました」
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