観光名所「熱海七湯」の一つ、熱海市銀座町の「小沢(こさわ)の湯」で湯煙の蒸気が上がる中、梅の花を咲かせ、観光客の目を楽しませている。
同湯は、昔の小沢町、熱海温泉通りにあった明治・大正期の沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯。「平左衛門の湯」の名を持つが、地元の人には「小沢の湯」の名で親しまれている。
自噴の名湯として評判だった「熱海七湯」は、大正年代まで残っていたが、現在はどこも入浴施設はない。市は1997年(平成9年)、市制60周年事業の一環として、立ち寄りスポットに再整備。湯けむりを立ち上がらせ、当時の情緒豊かな熱海温泉を再現させた。
小沢の湯では、この吹き出す蒸気で温泉卵を作って食べることができる。木ぶたをどかすと、蒸気の吹き出し口に金網のざるが常設してあり、そこに入れるだけ。半熟なら7〜8分、固ゆでは10~15分ほどで味わえる。卵は持ち込めるが、小沢の湯の道を挟んだ斜め向かいの「天神酒店」でも購入できる。
(熱海ネット新聞)
■熱海七湯 河原湯、佐治郎の湯(目の湯)、清左衛門の湯、風呂の湯と水の湯、大湯、小沢の湯、野中の湯。熱海温泉の歴史において重要とされる源泉。お宮の松に近い熱海銀座近辺に散在している。
熱海七湯…https://www.city.atami.lg.jp/kanko/onsen/1001823.html
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