熱海市と日本温泉地域学会が主催する「温シェルジェ&温泉観光士養成講座」が2月14日〜16日の3日間、起雲閣音楽サロンで開かれた。熱海養生法実行委員会が認定する熱海の温泉と観光のエキスパート「温シェルジェ」と、日本温泉地域学会が認定する温泉の総合的知識をもつ「温泉観光士」を養成する講座で2年に1度開催。5回目の今回は、全国から大学生、介護士、観光関係者などさまざまな年齢と職業の62人(熱海市民は7人)が受講した。
初日と2日目は、由佐悠紀京都大学名誉教授をはじめ、大学教授、専門家10氏から温泉にまつわる10項目を学び、試験を受けた。
最終日は「江戸時代から続く名門、古屋旅館のお宝拝見」「熱海ジオガイド」「温泉と熱海街なみ散策」「熱海梅園」の4コースに分かれて野外実習。このうち、「古屋旅館のお宝拝見コース」には最多の26人が参加し、当主の内田進さん(熱海商議所会頭)と内田さんの弟で熱海温泉誌作成実行委員長の内田實さん(医学博士・温泉医療専門医)、石川理夫同地域学会会長から「ブラタモリ・熱海編」で紹介されたお宝や日本で一番古いラジオ、写楽の版画、東郷平八郎ゆかりの品、東洋のマタハリと呼ばれた男装の麗人川島芳子の書、黒澤明監督の映画「影武者」で使用された玄関の門などの説明を受けた。
全課程修了後、参加者全員に佐野雄二実行委員長と石川同地域学会会長から2つの資格認定証が授与された。
(熱海ネット新聞)
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