コロナ退散願い、熱海の疫病守護神「白山神社」参拝 伊豆山神社厄年奉賛会

熱海市の伊豆山神社厄年奉賛会「伊豆山午未昭令會」(小澤宏昭会長)は4月12日、感染が拡大する新型コロナウイルスの早期終息を願って、古来から疫病の守護神で知られる伊豆山神社の末社「白山神社」で特別神事「疫病鎮静祈願」を行った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例大祭(14〜16日)が神事だけを行うことになったため、同會が神幸行列の代わりに企画し、役員6人が深い緑色の正装束で参拝した。

伊豆山神社の本殿前でお祓いを受けた後、大鳥居素禰宜、菅谷正総代会役員とともに本殿裏の険しい山道500メートルを20分かけて登り、霊剣あらたかな白山神社で新型コロナウイルス感染症の平癒(へいゆ)を祈願した。小澤会長は「4月15日に向けて準備してきた御鳳輦の神輿渡御がなくなり、1度は気を落としたが、次年度に引き渡すまで誠心誠意、おつとめを果そうとみんなで誓い合った。密閉・密着・密接を避けるため、全員で参加することはできなかったが、心に残るご奉仕ができたと思う」と話した。

歴史書の伊豆山記および走湯山記によると、白山神社は聖武天皇時代(奈良時代)の729年夏に関東・東海地方で疫病(天然痘)が大流行した際、伊豆の豪族・北條氏の祭主が8月7日に伊豆権現(伊豆山神社)に疫病の退散を祈願したのが起源とされる。猛暑にもかかわらず、一夜のうちに石蔵谷(白山神社鎮座地)に1メートル近い雪が積もり、幾日たっても消えず、病人がこの雪を舐めたところ、疫病が平癒したという。仲道、岸谷、浜の伊豆山3町の「白山講」により信仰が伝えられ、毎年8月6日に例祭を営んでいる。
(熱海ネット新聞)
■伊豆山午未昭令會(いずさんごじしょうれいかい)の参拝者 小澤宏昭会長、千葉拓巳運営本部長、大舘栄孝財務部長、石井和寿総務部長、佐藤友明資材・救護部長、中田亮太郎衣装部長、清瀬幹女子部長、海野亜沙子同副部長

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