熱海食品衛生協会、品薄の消毒液無料配布 飲食店など763会員に

新型コロナウイルスの感染を受け、熱海食品衛生協会(森田金清会長、加盟875事業所)は4月24日、熱海市水口町の静岡県熱海総合庁舎で会員の飲食業者らに手指消毒液の無料配布を始めた。先に、会費の3カ月免除を決定したのに続いて、会員を支援した。
手指の消毒液は、新型コロナウイルスの感染拡大で品薄状態が続き、入手が難しいため、森田会長が静岡大学発ベンチャー企業「株式会社ユービス」に緊急要請し、同社の抗菌・抗ウイルススプレー液「キロール・サニテ」(500ミリリットルで800本分)とプラスチック容器を入手。小分けの作業は各団体が行い、それぞれの会員763人に配る。費用は同協会と熱海商工会議所、熱海市観光協会が20万円ずつ出し合い、政府の緊急事態宣言が開ける5月7日に備えた。


森田会長は「今週末から営業自粛が始まり、5月6日まで続く。その後もどうなるか…。先が読めない状況の中で、熱海はいち早く入手が困難な消毒液を手に入れ、食品の衛生と消毒に取り組む。コロナを止め、熱海の安心安全を全国にアピールしたい」と述べた。
多数の人が訪れるのを避けるため、午後1時から会員数が多い飲食3団体(熱海料飲連合会、熱海料飲連合会、熱海交業組合)の代表へ。同2時から熱海寮保養所協会、熱海菓子商組合など17団体の代表に配った。個人会員には、4月28日、30日、5月1日に配る。加盟する市内ホテル旅館組合(熱海温泉、伊豆山温泉、南熱海網代温泉、伊豆湯河原温泉)は独自に入手し、会員に配布する。
(熱海ネット新聞)


■配布する加盟団体と会員数
静岡県飲食業組合熱海支部(85)
熱海料飲連合会(101)
熱海社交業組合(63)
熱海寮保養所協会(23)
熱海菓子商組合(37)
友楽町むつみ会(7)
熱海鮨麺類組合(20)
熱海純喫茶組合(14)
熱海鮮魚買受人協同組合(27)
熱海魚市場(1)
熱海食肉組合(20)
熱海豆腐商組合(5)
熱海製麺組合(3)
熱海名産品協会(29)
網代温泉飲食業組合(30)
いとう漁業協同組合網代支店(1)
網代港ひもの商組合(6)
多賀料理飲食業組合(15)
泉料理飲食業組合(3)
初島区事業協同組合(29)
個人会員(244)

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