大型連休スタート 熱海市、コロナ封じに厳戒態勢 観光客流入を警戒

大型連休が始まった4月29日、神奈川県との県境に位置する熱海市は県外からの観光客流入を警戒する厳戒態勢に入った。齋藤栄市長、藤曲敬宏県議、竹部隆市議会議長が観光関係者20人とともに「ステイホーム週間(大型連休の外出自粛)」の周知・啓発に取り組み、陣頭指揮した。
「アタミ温泉郷」の揃いのハッピ姿で渚町の国道135線沿いに「今は静岡に来ないで」「この先 施設休憩中」のノボリ旗を立て、県内への来訪自粛を呼びかけた。特に首都圏などから伊豆半島に向かう県外ナンバーの車両には「コロナ収束後にお越し下さい」とUターンを訴えた。
市長は「やもうえない苦渋の判断。通常であれば大型連休は多くの客様がお越しになる期間。今年は自宅に止まっていただきたい」と述べた。

静岡県は新型コロナウイルス対策としてこの日から5月6日まで神奈川、山梨、愛知県境の主要道路に「いまは静岡に来ないで」「感染拡大防止 Uターン」の看板を設置し、県内への来訪自粛を求めている。首都圏からの玄関口となる熱海市は最重要拠点で、観光客の流入を警戒。国道135号線のほか、有料道路の熱海ビーチライン、伊豆スカイライン熱海峠ICの料金所に「Uターン」を促す看板を設置するなど「水際対策」に取り組んでいる。熱海市ではこの日、新たに2人目の感染者が確認され、新型コロナウイルスとの戦いは正念場ー。
(熱海ネット新聞)

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コメント

    • 男気
    • 2020年 5月 02日

    こちら河津町民。
    それでも観光客と分かる他県ナンバーの車多数走行中。
    こっちの住民の約4割が高齢者であるうえに医療機関も十分とは言い難い現状。
    頼むから収束するまでは自粛して欲しい。

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