熱海市が国際友好都市の協定を結んでいる中国広東省の珠海市から8千枚のマスクが贈られた。交流の窓口となる中国国際貿易促進委員会珠海市分会から、熱海国際経済交流会(鵜澤精一会長)に届き、5月21日、加藤崇夫事務局長が市役所で齋藤栄市長に手渡した。
両市の交流は川口市雄前市長時代の2000年から市民や観光関係者などの民間主導で始まり、2004年7月25日に起雲閣で国際友好都市提携を調印。市内東町のお宮緑地に記念として珠海市の木「ハナズオウ」を植樹した。以降、毎年、熱海市の中学生が夏休みに珠海を訪れて現地家庭にホームステイしたり、珠海市職員が熱海市役所でインターンシップを体験するなど、様々な交流を続けてきた。
マスクを梱包した段ボールには「郷里が違っても、同じ月を観る仲間だ」という意味の「青山一道同雲雨明月何曽両郷」のメッセージが添えられている。
齋藤栄市長は「交流の取り組みが、こうした温かな支援につながったのだと思う。マスクはまだ充分でなく、教育と健康福祉の分野で活用させていただく」と述べ、仲介した熱海国際経済交流会の労をねぎらうとともに、「私からもあらためて珠海市に感謝の気持ちを伝える」と語った。
(熱海ネット新聞)
■ 珠海(じゅかい)市 中華人民共和国南部の都市で、1980年に中国初の「経済特区」に。人口158万人。東は香港、南はマカオと陸続きで中国で最も美しい海浜都市の一つ。「中国のリビエラ」とも呼ばれている。かつて真珠の採取がさかんだったことから「珠海市」と命名。
熱海市と珠海市…https://www.city.atami.lg.jp/shisei/atamishi/1001254/1001255.html
2020年4月20日撮影 珠海市の木「ハナズオウ」
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