熱海市が花火大会と海水浴場開設の「事前PR動画」 16日からHPにリンク

昨年8月11日、熱海サンビーチ

新型コロナウイルスの感染防止のために首都圏などで夏のイベントが次々になくなる中、今夏の花火大会と海水浴場の開設を決めた熱海市は、市独自の感染拡大防止策をまとめた事前PR動画を制作。7月12日、市役所で行ったビデオメッセージ収録で齋藤栄市長は「しっかり対策を施した上でお客様を迎えることを伝えたい」と話し、「経済対策で無理やり実施するのではなく、考えられる全ての対策を施した上でオール熱海でお客様を迎える」熱海市の考えを説明した。
市は中止や延期を続けてきた熱海海上花火大会について、8月5日以降の再開を認めた。例年、8月の夏季シリーズは3万人を超す人出となることから、今年は市民、別荘所有者、宿泊客の観覧を優先。花火をフルライブ配信することで首都圏などからの日帰り客には自宅での観賞を促す。8月中の熱海海上花火大会は全て実施し、若者に人気のYouTubeとインスタグラムでも生配信する。
また花火開催日の熱海温泉のホテル旅館の予約がほぼ埋まっている(約8千人)ことを踏まえ、例年レインボーデッキ(渚親水公園第2工区)に設置してきた有料席の販売を取りやめ、宿泊者専用席にする。従来の宿泊者専用席(同第3工区)と合わせてスペースを2倍に増やすことで、ソーシャルディスタンスに備える。終了後の熱海駅への帰路混雑の対策として時間差、分散移動を徹底して行う。

海水浴場は7月23日から8月23日まで市内3カ所で開設。このうち、熱海サンビーチは首都圏などから連日5000人〜6000人(昨年の最高は8月11日の7800人)が訪れる。今年は湘南海岸など神奈川県内の海水浴場が開設しないことから、例年以上の混雑が予想され、感染防止のため最大3200人に抑える方針。入場口2カ所に人口知能(AI)カメラを設置し、イラストアイコンで4段階の混雑状況を掲示。3200人を超した場合は、長浜海水浴場などの利用を呼びかける。
花火大会、海水浴場ともに市内経済3団体とともに厳しいガイドラインを設け、コロナ感染やそれに伴うトラブル、緊急事態宣言が出た場合は取りやめる出口戦略も打ち出している。

事前告知動画は7月20日以降に市と観光協会、ホテル旅館組合、商工会議所のホームページに貼り付ける。熱海サンビーチのAIカメラによる混雑状況掲示は23日からスタートさせる。
市長の収録はFM熱海湯河原のパーソナリティ小山弥乃吏さんのインタビューに答える形で行い、昭和24年のキティ台風で多くの家屋が流され、翌25年の熱海大火で中心市街の約4分の1が焼け野原となり、復興を願って昭和27年から始めた熱海海上花火大会の歴史的背景や経緯などや新型コロナウイルス対策について説明し、理解と協力を求めた。
(熱海ネット新聞)

今年7月12日の熱海サンビーチ

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