見えないコロナ感染者を警戒 静岡県が再び「今は東京から来ないで」

東京都内で7月17日、これまでで最も多い293人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことなどを踏まえ、静岡県は同日、「見えない感染者がいる可能性が非常に高まっている」として、「東京から県内に移動してくることは自粛するよう」呼びかけた。また、東京都への移動については「不要不急の移動・帰省・旅行などは回避してほしい」と判断基準を引き上げた。神奈川県でもこの日、新型コロナウイルスの感染者数が基準を上回ったとして「神奈川警戒アラート」を初発動。県は4、5月の大型連休期間並みに警戒を強めている。

都内の感染者の拡大で、政府は22日から始める国内宿泊とパック旅行、日帰りツアー代金の50%を国が支援する観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンについて、東京発着を対象外とすることを決めた。
東京、神奈川など首都圏からの観光客が約8割を占める熱海市のホテル旅館では、早くもキャンセルが出始めており、波紋を広げている。一方で、熱海市では首都圏が感染源とみられる新型コロナウイルスの感染が増え、県内初のクラスター(集団感染)も発生した。市は経済への影響を懸念し、十分な対策を講じた上で花火大会や海開きを実施することに軸足を移すが、県の「今は静岡に来ないで」を評価する声も強まっている。
(熱海ネット新聞)

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