静岡県は7月29日、熱海市在住の1人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。年齢、性別、職業は不公表。この人(県224例目、熱海市27例目)は、県が前日クラスター(感染者集団)と認定した「音楽カフェ ビバはうす」(熱海市清水町)を利用して感染が確認された県205例目(熱海市21人目)の同居家族。濃厚接触者として28日に保健所でPCR検査を実施したところ、陽性が判明し、29日に県東部の感染症指定医療機関に入院した。症状はない。
これでカラオケを備える「音楽カフェ ビバはうす」に関連したコロナ感染者は店利用者6人と感染者の同居家族2人を合わせて8人となった。この中には高齢者の音楽を楽しむ活動の関係者が複数人含まれる。
県は前日まで「店名を公表しない」としてきたが、「店側の理解が得られた」として店名を公表した。熱海市の齋藤栄市長は29日午前、県に「店名を公表しないことで市民に不安が広がっている。他の喫茶店、カフェに風評被害が出ている」と公表を求めていた。
県は「7月17日〜26日に同店を利用した人は熱海保健所(0557ー82ー9125)に連絡してほしい」と呼びかけている。これで熱海市の感染者確認は計27人。濃厚接触者は調査中でさらに増える可能性がある。
(熱海ネット新聞)
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