熱海市の澤田政廣美術館で政廣ゆかりハス(蓮)の花が咲き誇り、入り口の池の一角を鮮やかなピンク色で染めている。このハスは、昭和50年半ばに、門人の一人から譲り受け、私邸(東京都世田谷区)の庭で大切に育てていた政廣ゆかりの花。
政廣はこのハスをこよなく愛し、毎年、花が咲くのを楽しみにしていた。同美術館には政廣の没後、平成元年に植えられた。政廣の作品には、木彫「蓮華(れんげ)」、墨彩画「蓮上童子」など、ハスをモチーフにした作品が数多くある。
泥の中から生長して美しい花を咲かせる気高く清らかな姿に、古代の人達は極楽浄土を見たと伝わる。仏教では慈悲の象徴とされる。
ハスの見頃は午前7時~9時頃で午後になると花びらは閉じてしまう。花の開閉は3回ほど繰り返され、4日目には花びらが散り、最初の2日間ぐらいが見頃という。観に行く場合は朝の散歩などで良さそうだ。
(熱海ネット新聞)
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