国土交通省は9月29日、7月1日現在の基準地価を発表した。熱海市でも新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要低迷で商業地が0・6%、住宅地が1・8%減少した。
観光客が多く訪れる熱海駅前周辺や熱海銀座町は飲食や店舗の引き合いが多く、熱海駅に近い「田原本町4-19」が1平方メートル16万6000円で市内トップ。次いで銀座町5-9が14万8000円。ともに前年と同額だった。商業地全体の変動率(前年比0・6%減)は、県内では三島市(0・3%)、長泉町(0・0%)、湖西市(0・4%減)に次ぐ上位だった。
住宅地では「桜町5-23」が6万4900円(前年比1・4%減)で市の最高。生活利便性の低い郊外で値下げ幅が広がった。
(熱海ネット新聞)
■基準地価 国土利用計画法に基づき、各都道府県が毎年7月1日現在の基準地(静岡県は610地点)の地価を調査し、国土交通省がまとめて9月中旬に発表する地価。住宅地、商業地、工業地など用途地域別に1平方メートル当たりの価格で示される。取引の目安となる。
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