国の登録文化財 熱海市泉の旧井上馨公爵熱海邸 10月22日に一般公開

熱海市教育委員会は10月22日、泉支所近くにある国登録有形文化財「旧井上侯爵家熱海別邸」(2019年9月登録、熱海市泉26ー7)を特別公開する。明治16年(1883)年に「鹿鳴館」を完成させた外務卿、井上馨が明治後期に建てた別邸。和風建築に洋室を内包する木造2階建てで、木彫り花鳥欄間のある和室や張り出し窓つきの洋間など格調高い造りになっている。伊藤博文(初代内閣総理大臣)や西園寺公望(元老)などの扁額が飾られている。
桂太郎(日露戦争当時の内閣総理大臣)の三男で井上家の養子となった井上三郎侯爵から昭和11年に早山石油の創業者・早山与三郎に売買され、住まいとして使われた。その後、曳家(ひきや)が行われ、平成24年から「湯河原清光園 旧井上馨別邸の宿」の名で1日3組6名限定で利用されている。

この日は、静岡県の「しずおか文化財ウィーク」の一環として宿泊客以外の人にも特別公開する。午前11時、午後1時半、同2時半、同3時半から各回40分間。定員は各回5人までで事前予約が必要。参加費無料。申し込みは下記へ10月15日まで。
(熱海ネット新聞)

■申込方法 電話(0557ー86ー6234)・ファクス(0557ー86ー6606)・Eメール(bunkakoryu@city.atami.syizuoka.jp) で熱海市文化交流室へ。応募多数の場合は抽選。

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