熱海市の今宮神社例大祭が10月19日と20日の両日、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、規模を縮小して斎行された。20日は例大祭神事が営まれ、八代一雄氏子総代長ら神社役員、岩崎安行祭典実行委員長ら祭典委員、細田泰秀神輿保存会会長、森井伸幸会長ら厄年奉賛会「今宮新輪朋穣会(しんわほうじょうかい)」の代表など約30人が参列。勝俣孝明衆院議員も東京から駆けつけた。
神事では、泉明寺みずほ宮司が疫病を払う妖怪「アマビエ」を描いた手作りのマスクを着用して地域の繁栄を祈る祝詞に加え、新型コロナの早期収束を願う祝詞も奏上した。
参列者の玉串の奉納に続いて、境内で市指定無形系文化財「獅子神楽」と稚児舞の奉納が行われ、五穀豊穣(ほうじょう)とコロナの1日も早い終息と祈念した。
同神社の例大祭では例年、19日に社殿神楽や神社神輿、厄年奉賛会が担ぐ御鳳輦(ごほうれん)が勇壮に市街を練り歩く「神幸行列」を行うが、多くの人が集うことによる感染拡大を防止するため、練り歩きは中止した。神幸行列の中止は、記録が残っている戦後では初めてという。20日夜の神輿パレードも取りやめた。
(熱海ネット新聞)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。