熱海市下多賀の和田木神社で10月25日、氏子や町内会など50人が参列して例大祭が斎行された。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、神事だけを行い、雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、川口覚総代長、川口市雄前熱海市長、川口健市議らが氏子や崇敬者を代表して玉ぐしを捧げた。
例年は、同神社獅子神楽保存会のメンバーによる市指定無形文化財の獅子神楽奉納や厄年奉賛会が神輿(みこし)を担いで神幸行列を行い、家内安全や商売繁盛を祈願するが、取りやめた。雨宮宮司は「神様は人間が健康で過ごすことを願っている。神の御心をくんでこのような形になりましたが、無事に神事を斎行することができた」と話し、川口総代長は「例大祭の準備をしていただいた氏子会、青年会、奉賛会の皆様にはこのような形になり、大変申し訳なく思っているが、状況をお配慮いただきたい」と理解を求めた。
神事後、境内では神輿を清める神事が行われ、雨宮宮司が祝詞を奏上し、厄年奉賛会の小笠原孝会長ら8人が参列した。小笠原会長は「来年は後厄となるが、前年度で参加してくれた会員たちと力を合わせ、渡御を盛大にやりたい」と述べた。
(熱海ネット新聞)
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