学生3大駅伝の今季開幕戦となる全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)の区間登録が10月30日、発表された。6年ぶり13度目の優勝を狙う駒沢大学の大八木弘明監督は、レース当日の選手変更(3人まで)も可能なため、黄金ルーキー鈴木芽吹(熱海市出身、1年)をエース田沢廉(2年)とともに補員登録した。今大会は今年の箱根駅伝で2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大、全日本大学駅伝で2年連続3度目の優勝を狙う東海大と「3強」の優勝争いが予想され、早くも腹の探り合いが始まっている。
秘密兵器として前半区での抜擢が予想される鈴木は熱海市泉の出身。泉小時代(泉ランニングクラブ)から頭角を現し、静岡県市町対抗駅伝競走大会や熱海市民駅伝の代表メンバーで活躍。泉中学時代には3000mで静岡県のランク1位。3年時の全国都道府県対抗駅伝では2区を疾走し、4人抜きを演じた。高校は駅伝の名門・佐久長聖高(長野県)に進み、1年の時に全国高校駅伝で区間賞をとり、全国制覇。2年時は5位、3年時は7位に貢献した。
今春、入学した駒沢大でも9月の全日本インカレ5000mで3位に食い込み、全日本大学駅伝のエントリーメンバーにつなげた。
例年なら、学生3大駅伝の開幕戦は出雲駅伝(10月)だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になり、今回が初戦。目標は「上級生になったときに3大駅伝で優勝すること」と鈴木。強豪校だけに襷(たすき)の獲得は熾烈を極めるが、今大会で好走すれば、熱海市民待望の箱根駅伝出場の期待が膨らむ。
(熱海ネット新聞)
写真=駒大スポーツより
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