大相撲11月場所3日目の11月10日、新弟子検査に合格した5人らによる前相撲が始まり、熱海市出身で飛龍高相撲部(沼津市)の熱海富士(武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)が寄り切りで圧勝し、白星デビューを飾った。2勝すれば翌場所に序ノ口に上がる資格を得る。
大相撲の番付表には、横綱を筆頭に600人以上の力士の四股名が載っているが、序ノ口以上に限られる。熱海富士も来場所の番付表から四股名が載り、取り組みなどで「熱海市出身」が紹介される。
四股名が熱海富士に決まった武井は、飛龍高1年時からレギュラーで活躍。昨年のインターハイや国体、高知での選抜選手権に出場し、今年のインターハイでは個人および団体の優勝候補に期待されていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本年度の全国大会は中止となり、この土俵が約1年ぶりの公式戦だった。
所属する伊勢ケ浜部屋は、横綱旭富士が親方で横綱日馬富士、大関照ノ富士らを輩出。四股名の接尾辞に「富士」の付く力士が多い。
(熱海ネット新聞)
■熱海富士(本名・武井朔太郎=たけい・さくたろう)2002年(平14)9月3日、千葉県生まれ。小学2年で熱海市に移り、熱海二小に転校。小学6年で三島市の三島相撲クラブ入り。熱海中に進み、3年生の17年に全国中学校選手権個人5位。飛龍高では1年時からレギュラー。185センチ、170キロ。
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