熱海市、独自のコロナ経済対策 芸妓・コンパニオンの玉代 4時間まで助成

11月25日に開会する熱海市議会11月定例会に提案する議案の説明会が18日、市役所であった。当局が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済対策費用などを含む一般会計補正予算(1億4700万円)や別荘税の課税期間を延長する条例の改正など議案11件、追加提出予定3件を説明した。
コロナ経済対策では、熱海商工会議所と連携してホテル旅館などの宿泊客に宿以外で飲食を楽しんでもらう「泊食分離」を推進する。政府のGoToトラベル効果で熱海市内の宿泊施設は例年並みの予約を取り戻しているが、一方で大型宿泊施設では食事の際に密集しないよう受け入れ人数を制限している。
齋藤栄市長は「宿泊と飲食を分ける泊食分離なら、受け入れを自主制限している宿は今以上に客を呼び込め、コロナ禍で打撃を受けている市内飲食店も助かる。まち全体としてメリットがある」と話し、熱海商工会議所が1000万円の自己財源で計画する独自のコロナ経済対策に別途に300万円を盛り込んだ。

議案説明会

具体的には「芸妓・コンパニオンの玉代支援」と1・5倍お得な「17時からクーポン券発行」が2本柱となる。
芸妓・コンパニオンの玉代支援では、熱海商工会議所または市内のホテル旅館組合に加盟しているホテル・旅館で芸妓・コンパニオンを利用した宿泊客に対し、芸妓・コンパニオン1人あたり30分につき2500円を助成する。玉代(利用料)は2時間が1座敷となっており、延長分を含め、上限2万円(4時間)まで助成する。芸妓は熱海芸妓置屋連合組合、コンパニオンは日本バンケット事業協同組合及び熱海コンパニオン協会所属が対象。
11月定例会で可決されれば、新年1月1日から12月末まで実施する。

17時からクーポンは、午後5時以降営業する飲食店をはじめ、 スナック、バー、居酒屋及びタクシーで1万5千円分利用できるクーポンを1万円で提供する。実施期間は来年4月1日〜9月30日。飲食店は熱海商工会議所、飲食3団体加入店ばかりでなく、保健所に飲食店営業許可を受けている市内全域の法人や個人が対象。購入できるのは1人2セット(2万円分=額面3万円)まで。
熱海市は官民連携で「GoToトラベル」終了後にもリピーターを呼び込めるよう、全国でも前例のないアイデアで誘客準備を進めている。
(熱海ネット新聞)

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