新型コロナウイルスの感染防止で成人式の式典を中止した熱海市は1月10日、熱海サンビーチ遊歩道で記念プレートの贈呈式を行なった。新成人が選んだ「自分たちの気持ちを表す1字」を、市が黒御影石で30センチ四方のプレートを制作し、同遊歩道に設置するもので2010年から続く恒例行事。例年は式典が開かれるMOA美術館能楽堂で行われるが、今年は屋外で実施した。
今年の新成人が選んだの漢字1文字は「変」。コロナ禍の感染拡大防止と社会経済活動を実践する「新しい生活様式」を1文字に込めた。贈呈式には新成人運営スタッフが出席し、代表の小松麗華さん(熱海中出身)に新村茂昭教育長が手渡した。
小松さんは「成人になれば、これまで許されていたことが、許されなくなる。自立した女性に変わるために、一つひとつ考えて行動したい」と抱負を述べた。
新村教育長は「社会をより良く変えていきたいという思いが、この1文字に込められている。コロナ禍の苦しい経験は今後の生活に必ず生きる」と激励した。
プレートは、後日、歴代のプレートに続けて遊歩道に設置する。
(熱海ネット新聞)
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