日本最年長、93歳山田市議に弟子入り 25歳最年少の菊川市•渥美市議

静岡県内最年少市議の菊川市議の渥美嘉樹氏(25)=みどり21(自民系)=が3月13日、全国最高齢市議で当選12回の熱海市議•山田治雄氏(93)を訪ね、議員の心得を乞うた。
渥美氏は、平成7年(1995年)11月、菊川市生まれ。掛川西高から東京都市大学(旧武蔵工業大学)に進み、スズキ自動者に就職。被選挙権を得た今年1月の菊川市議選に立候補し、2721票でトップ当選(定数17)を果たした。
選挙公約に掲げた「公共交通の整備」に取り組む中で、高齢化が進む熱海市で長年にわたり、買い物難民問題や路線バスの減便•廃止対策に取り組む山田氏を知り、電話で面談を申し入れ、この日、市内清水町の山田氏の後援会事務所を訪ねた。
山田氏のもとには、一昨年7月、同年4月の統一地方選で同じ91歳(当時)で初当選した佐賀県鹿島市議の高松昭三氏(誕生日が8カ月遅く全国2位)が表敬訪問。熱海市が取り組む単身高齢者対策、老人グループ支援などの説明を受けたが、今回は一転して孫より若い市議の訪問となった。


この日のために、山田氏は11項目からなる「議員としての心得」をまとめ、「山田の教え」を一つひとつ伝授した。最も強調したのは「(最年少の25歳当選で)自惚れを捨てろ、先生になるな」の戒め。そこには農業委員を務めていた24歳、25歳当時の自身を振り返り、憲法、民法、行政法など死に物狂いで勉強し、何でわ分かったように思えたが、今から思えば、木端みたいな知識だったという反省がにじむ。
そこで「市政の主人公は市民、市民こそ先生。学ぶことは多い」と諭し、「ただし、聞いた情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えることが大事」と助言した。
12期連続で当選を続けている“必勝法“にも触れ、「昭和41年(1966年)から市民相談活動を続けている。これが選挙基盤になっている」と明かした。また、市職員への接し方について「居丈高に議員控室に来い、ではダメ。分からないことがあれば、課長、課長補佐のところに自ら足を運び、納得できるまで説明を受ける姿勢が大事」と話した。


「最近の若い人は、何か言われるとすぐに反論するが、その前にじっくり考え、相手が何を考えているかを理解することが必要」とも述べ、そのためには「ゆっくり食事をすること」を勧めた。「一口ずつ味わって食べれば、その食材の特徴、味わいが分かる。それが政治の吸収力にもつながる」と。実は、これが長寿の秘訣でもある。
約1時間にわたり、「山田の教え」を聞いた渥美氏は「これまでどうすれば市民の期待に応えられるか、と気負い、悩んだ部分もあったが、頭の中がスッキリした。市民こそ先生、という心得を肝に銘じ、市政に臨みたい」と感謝。師が鈴木修スズキ会長に山田氏が加わり、さらなる成長が楽しみだ。
(熱海ネット新聞•松本洋二)

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