「熱海をどり」2年連続の中止 コロナ対策でフルスペック公演できず断念

熱海芸妓置屋連合組合は、4月28、29日に予定していた舞踊公演「熱海をどり」の中止を決めた。新型コロナウイルスの感染状況の先行きが見通せず、「観客や出演者の健康、安全を第一に考えると中止せざるを得ない」と判断した。中止は昨春に続いて2年連続。
県独自の警戒レベルを引き下げたことを受け、週末公演「湯めまちをどり 華の舞」は2月13日から観客定員を4分の1の50人に制限して再開させた。しかし、熱海花街の最大公演「熱海をどり」はフルスペックの200人収容で実施しないと採算がとれず、断念した。
熱海をどりは芸妓見番の大改修を記念して1990年にスタート。毎年、4月28、29日の両日に芸妓衆が1年間の修練の成果を披露してきた。中止は、東日本大震災が発生した2011年とコロナ禍の昨年に続く3度目。「華の舞」は定員を制限して続けていく。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る