新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大型連休(4月29日〜5月5日)に熱海温泉の宿泊施設を利用した人は6万841人で、コロナ禍以前の2019年(9万5935人)に比べ、36•6%減少したことが分かった。熱海市が5月14日、熱海温泉ホテル旅館協同組合(加盟65施設)の予約状況(4月20日現在)を基に推計し、発表した。
ピークは5月3日の1万2161人(12•7%減)で稼働率は大規模施設(80室以上)が78%、中規模(20室〜79室)が95%、小規模(19室以下)が90%。1日から4日は1万人台をキープしたが、GW最終日の5日は4431人(36•6%減)に落ち込んだ。
人との接触を抑えるため、大規模施設が食堂や大浴場の利用人数を制限したことが利用者に歓迎された一方、全体の宿泊客の減少につながった。
2019年の熱海温泉は3日の1万3936人を最高に4月29日〜5月5日まで各日とも1万3000人以上。大規模施設の稼働率は、各日とも95%を超えていた。
食材の仕入れなどを含めた市内経済の損失額は、2019年比で11億3800万円という試算もある。
(熱海ネット新聞)
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