■静岡県知事選開票結果【確定】
当 95万7239 川勝平太 無現④
62万4967 岩井茂樹 無新
▽投票率52•93%
任期満了に伴う静岡知事選は6月20日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の川勝平太氏(72)が95万7239票を獲得し、無所属新人で前参議院議員の岩井茂樹氏(53)を33万2272票差で破り、4選を果たした。
連合静岡の推薦と立憲民主、国民民主の支援、共産の自主的支援を受けた川勝氏と、同県知事選で12年ぶりとなる自民党本部推薦を得た岩井氏との与野党対決の構図の下、川勝氏は3期12年の実績を強調。リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を争点に掲げ、国とのパイプをアピールし、「世代交代」を訴えた前国土交通省副大臣の岩井氏に圧勝した。岩井氏は300を超える業界団体から推薦を受けるなどして組織戦を進めたが、出馬の出遅れなどが響き、支持が広がりきらなかった。
候補者数が今回と同じ2人だった4年前の前回知事選では、川勝氏の得票数は83万3389票。与野党一騎打ちの構図となり、前回より12万3850票伸ばした。
一方、熱海市選出の藤曲敬宏県議を筆頭に地元の勝俣孝明衆院議員、齋藤栄市長、市議団など自民党熱海支部が総力を挙げて選挙戦を展開した熱海市では、岩井氏が7234票、川勝氏は6605票。岩井氏が629票上回った。県内全23市の中で岩井氏が獲得投票数で川勝氏に勝ったのは唯一熱海市だけで一矢報いる形となった。
市町別得票数…https://www.pref.shizuoka.jp/senkan/kenchiji2021/kai/documents/kai-kaku.pdf
自民党は推薦候補が大差で敗れた3月の千葉県知事選や不戦敗も含めて全敗した4月の衆参3選挙(衆院北海道2区=補選、参院広島=再選挙、参院長野=補欠選挙)に続く敗北。10月に予想される衆院選に課題を残した。
(熱海ネット新聞)
■川勝平太氏 「今回の選挙は、県民の県民による知事を選ぶか、ある党派の代理人を選ぶかの選挙だったが、県民は県民のための政治を選んだ。人々の良識が高いと信じていた」
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