熱海市の今宮神社で6月30日、「茅(ち)の輪」をくぐって疫病退散や無病息災を願う「夏越の大祓」(なごしおおはらえ)神事があった。小雨がぱらつく中、氏子らが訪れ、新型コロナウイルス感染症の退散を共に祈った。
大祓は、古代から宮中などで6月と12月に年2回行われる神事で半年間のけがれをはらい、残り半年の無事を祈る。例年は泉明寺みずほ宮司が本殿で大祓詞(おおはらえことば)を唱え、人の形に切られた紙に半年間のけがれや罪を移し、焚(た)き上げて無病息災を祈ってきた。今年は氏子たちが1日も早い疫病(新型コロナウイルス)の終息を願い、境内に茅の輪とのぼり旗を設置。茅の輪は鉄製で、大石鉄工所(桜木町)が奉納した。
神事には、八代一雄総代長、細田泰秀神輿保存会会長など13人が参列。神事後は、泉明寺宮司を先頭に全員で「茅の輪」をくぐり抜け、身を清めた。12月末には「年越の祓」(年越大祓)を斎行する。
(熱海ネット新聞)
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